ユーザーアカウント制御の画面をスクリーンショットする方法・Windows
ホームページやブログなどを作成していると、閲覧者に説明内容をよりよく理解してもらうために、ユーザーアカウント制御( UAC) のダイアログボックスの画像を、そのページに載せたい場合がある。
そのためには、モニター画面のスクリーンショットを撮り、ユーザーアカウント制御のダイアログボックスのみのスクリーンショットが必要な場合がある。
しかし、Windows のデフォルト設定は、ユーザーアカウント制御のダイアログボックスが出現すると、デスクトップが暗転してスクリーンショットは不可能である。
デスクトップの暗転を阻止するには、セキュリティ レベルをデフォルト設定から一段下げることにより暗転しなくなるため、スクリーンショットは可能になる。そこで、このページでは、Windows のセキュリティ レベルを変更する方法、およびユーザーアカウント制御のダイアログボックス画像のスクリーンショット方法を、Windows の画像を用いて記すことにする。
セキュリティ レベルを変更するには、通常コントロールパネルから入る。コントロールパネルを開く方法は多数用意されているが、ここでは最も手数の少ない開き方を以下の画像で記す。
❶ タスクバーの[スタートボタン]を右クリックし、表示されたメニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックする。
❷ 表示された名前のフォーム内に[control]と入力する。
❸ [OK] ボタンをクリックする。または、[Enterキー]をクリックする。
コントロールパネルが表示されたら、ユーザーアカウント制御の設定ダイアログを開き、セキュリティ レベルを変更する手順は次の通りである。
⑴ [システムとセキュリティ] をクリックする。
⑵ 最上部のセキュリティとメンテナンス内の [ユーザーアカウント制御設定の変更] をクリックする。
⑶ ユーザーアカウント制御の設定ダイアログが表示されたら、以下の画像を参考にして通知スライダーを❷から❸へスライドダウンし、 [OK] をクリックする。
【参考】
ユーザー アカウント制御 (UAC) は、Windows への不正な変更を防ぐために設計されているため、不正な変更の可能性のある通知レベルは、スライダーの変更により、おおむね次のように変化する。
❶ 常に通知する。
❷
アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する。
(デスクトップを暗転する)
❸
アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する。
(デスクトップを暗転しない)
❹ 通知しない。 (UAC 無効)
詳細は Microsoft ➡ ユーザー アカウント制御の設定について
⑷ ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されるため、 [はい] をクリックする。すると表示されたダイアログ、およびユーザーアカウント制御の設定ダイアログが同時に閉じて設定が有効になる。
ユーザーアカウント制御の設定が終わったら、実際に有効になっているか確認してみる。
以下の画像は、コマンドプロンプトを管理者として起動させようとしたものである。デスクトップは暗転しないため画面は明るくなり、スクリーンショットからユーザーアカウント制御の画像がコピー可能になる。
なお、ユーザーアカウント制御の画像がコピーできたら、セキュリティ レベルを元の位置に戻す必要があるだろう。
モニター画面に、ユーザーアカウント制御のダイアログボックスを表示させ、スクリーンショットを撮る。そのスクリーンショットの画像からユーザーアカウント制御のダイアログボックスの画像をコピーする。そのためには次に記したようにいくつかの方法が考えられるため、その場の状況に応じて使い分けるようにする。
⑴ [Print Screenキー]を押すと、画面全体がクリップボードにコピーされるため、ペイントなどの画像編集ソフトに貼り付け、編集して保存する。
⑵ [Altキー]と[Print Screenキー]を同時に押すと、アクティブなウィンドウのみがクリップボードにコピーされるため、画像編集ソフトで編集して保存する。
⑶ [Windowsロゴキー] + [Shiftキー] + [Sキー]を押すと、Snippingツールが起動するため、任意の範囲を選択してキャプチャする。その画像は、直接他のアプリに貼り付けられるため編集して保存する。
⑷ [Windowsロゴキー] + [Print Screenキー]画面全体がキャプチャされ、自動的に「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダに保存される。また、クリップボードにもコピーされるため、画像編集ソフトで編集して保存する。
【参考】
Windows 10とWindows 11では、スクリーンショットの機能に大きな違いはないが、Windows 11は一部の機能やUI(User Interface)が改善されている。
・ Snippingツールがより直感的になり、遅延が改善されている。また、キャプチャした画像に手書きのメモやハイライトを追加できる機能も強化された。
・ 基本的に保存場所はWindows 10と同じだが、Windows 11では、より細かく保存先を指定できるようになっている。
Windowsでのスクリーンショット方法は、バージョンによって細かい違いはあるが、基本的な操作は共通してるため、ご自身の用途に合わせて最適な方法を選択してほしい。