Live USB作成ツールRufusで Windows ISOをダウンロードする
Rufus(The Reliable USB Formatting Utility, with Source[5]) は、Pete Batard(ピート・バタール)氏によって開発され、フォーマットして起動可能なUSBドライブ(Live USB)を作成するためのツールである。Rufusは完全に無料で使いやすいツールであり、使用するには他のデスクトッププログラムのようにインストールする必要がない。
Rufusは、広告やバナーやバンドルソフトが付属していないフリーソフトウエアであり、公式サイトからダウンロードして使用すれば、ウイルスやマルウェアに攻撃される心配のない、合法で安全なアプリケーションである。また、以下は、このプログラムの主な機能の一部である。
⑴ ISOファイルから、起動可能なUSBフラッシュドライブを作成することができる。
⑵ WindowsのISOイメージファイルを、PCにダウンロードすることができる。
⑶ DOS互換環境で、MBRパーティションでレガシーツールを実行することができる。
⑷ Syslinux4.07/ReactOS/Grub2.04/UEFI:NTFSなどの高度なブート選択が可能である。
⑸ ISOイメージで起動メディアを作成するために、MBRおよびGPTをサポートしている。
⑹ USBドライブをFAT/NTFS/FAT32/exFAT/UDF/ReFSのフォーマットや編集ができる。
このページでは、Rufusを使用してWindows 11のISOファイルをダウンロードする手順を、Windows 11の画像を用いながら詳細に記すことにする。
Windows 11のISOファイルから、Windows 11の最小システム要件をすべて回避するUSBメディアを作成する場合は以下を参照すること。
➡ Windows 11の要件をすべて回避するUSBメディアを作成する
【留意事項】
WindowsやRufusのバージョンまたはエディションおよびアップデート状況などにより、表示画面および機能または操作手順などが若干異なる場合がある。
以下、Pete Batard氏の公式サイトから、最新バージョンのRufusをダウンロードする。
・Rufusのダウンロード ➡ https://rufus.ie/ja/
Rufusを使用して、Windows 11 ISOファイルをダウンロードする手順を記す。
▶ 手順 1
ダウンロードした実行ファイル[rufus-4.5.exe]をダブルクリックしてRufusを起動する(ファイルの数字はバージョンによって違ってくる)。
▶ 手順 2
ユーザーアカウント制御のダイアログメニューが表示されるため[はい]をクリックする。
▶ 手順 3
Rufusが起動したらプルダウンメニューが表示されているため以下の操作を行う。
❶ 選択横の[▼]プルダウンメニューをクリックする。
❷ 表示されたニュー内の[ダウンロード]をクリックして選択する。
▶ 手順 4
表示がダウンロードに変わるため、再度[ダウンロード]をクリックする。
▶ 手順 5
ISOイメージのダウンロードのダイアログメニューが表示されるため以下の操作を行う。
❶ バージョンのプルダウンメニューから[Windows 11]をクリックして選択する。
❷ [続ける]ボタンをクリックする。
▶ 手順 6
❶ リリースのプルダウンメニューから、最新のリリースをクリックして選択する。
❷ [続ける]ボタンをクリックする。
▶ 手順 7
❶ エディションのプルダウンメニューから最新のエディションをクリックして選択する。
❷ [続ける]ボタンをクリックする。
▶ 手順 8
❶ 言語のプルダウンメニューに日本語が表示されていない場合、または日本語以外の言語が必要な場合は、プルダウンメニューからクリックして選択する。
❷ [続ける]ボタンをクリックする。
▶ 手順 9
❶ アーキテクチャをプルダウンメニューから選択する。現時点ではWindows 11のアーキテクチャは64bitしかないため次へ進む。
❷ 選択したすべての項目を確認し、間違いがある場合は[戻る]ボタンで必要な項目まで戻り修正する。間違いがない場合は[ダウンロード]ボタンをクリックする。
▶ 手順10
保存先のダイアログメニューが表示されるため、保存フォルダーなどを選択して保存する。
❶ このページでは[Windows 11 23H2 ISO]フォルダーを作成して選択した。
❷ [開く]ボタンをクリックする。
▶ 手順11
❶ ファイル名にISOファイル名が表示されていることを確認する。
❷ [保存]ボタンをクリックする。
▶ 手順12
保存すると即ダウンロードが開始され、以下画像のようにダウンロード状態が色と数値で見て取れるようになる。
▶ 手順13
以下は、Windows 11 ISOファイルのダウンロードが完了した画像である。
❶ ISOファイルのダウンロードが完了すると準備完了と表示される。
❷ [閉じる]ボタンをクリックしてRufusを終了する。
▶ 手順14
ダウンロードしたWindows 11 ISOファイルを確認すると、Win11_23H2_japanese_×64v2.isoとなっているのが見て取れる。
ISO ファイルの最も一般的な用途は、仮想ディスクにマウントして外付けのディスク リーダーを使わずに、物理ディスクとして扱うことができる。また、 ISOファイルでUSB ストレージ デバイスまたは CD/DVDなどに書き込むことができ、Windowsにトラブルが発生した場合など、大変貴重なファイルである。そのため大切に保存しておく必要があるだろう。
Rufusを使用したWindows ISOファイルのダウンロード手順を詳細に記したため、画像が多くなり長くなってしまった。最後に、Rufusの左下に用意されているアイコンの説明をして終了する。
❶ アプリケーションの使用言語を変更する。
❷ このアプリケーションの情報を表示する。
❸ アプリケーションの設定を表示する。
❹ 使用したログを表示する。
以下に表示されているアップデート ポリシーと設定のダイアログは、❸アプリケーションの設定を表示したものである。