ChatGPT無料版の始め方および初めての
セットアップガイドなど
ChatGPTに、チャットで2点の質問をしてみた。以下はその質問と回答である。
ChatGPTとは何ですか?
ChatGPTとは、OpenAIが開発した人工知能(AI)によるチャットボットです。大規模な言語モデル(GPT: Generative Pre-trained Transformer)を基にしており、人間のような自然な会話を行うことができます。テキストベースの入力に対して、文章を生成したり、質問に答えたり、情報提供やアドバイスを行ったりします。
ChatGPTは永遠に無料ですか?
ChatGPTは永遠に無料ではありません。OpenAIは、ChatGPTの無料版を提供していますが、機能に制限があり、特定の高機能を利用するためには有料のサブスクリプションプラン「ChatGPT Plus」が必要です。
現在のプラン
・ 無料版: 無料で使用できますが、アクセスや機能に制限がある場合があります。最新モデルの利用は制限され、特にアクセスが集中しているときには使用が制限されることがあります。
・ ChatGPT Plus(有料版): 月額20ドル(約2,000円)で、最新のGPT-4モデルにアクセスでき、より高速な応答や優先的な利用が可能になります。
将来的にはプランや料金が変更される可能性もありますが、無料版が廃止されるという発表は今のところありません。
ChatGPTは2022年11月30日に無料で公開された。開発元のOpenAIは2024年5月時点のChatGPTへの月間訪問者数は23億人に達すると見積もった。また、2024年5月13日には、有料プランで最新のバージョンGPT-4oが公開され、今後更なる進化が見込まれる。
このページでは、初めてPCでChatGPTを開始する方に、「ChatGPT無料版の始め方および初めてのセットアップガイドなど」を、分かりやすいように画像を用いながら記すことにする。また、使用したOSはWindowsである。
【留意事項】
ChatGPTのバージョンやエディションおよびアップデート状況などにより、表示画面および機能または編集手順などが若干異なる場合がある。
ChatGPTを使い始めるには、OpenAIのアカウントが必要になるが、[Google]、[Microsoft]、[Apple]のアカウントを作成している場合は、それらの認証を利用することもできる。
このページでは「OpenAIのアカウントを作成する手順」を、画像を参考にしながら記すことにする。
▶ 手順 1
以下のChatGPTウェブサイトを開き、右上部の[サインアップ]ボタンをクリックする。
・ ChatGPTウェブサイト ➡ https://chatgpt.com/
▶ 手順 2
「アカウントの作成」ダイアログに変わるため、以下の要領で作成する。
❶ 「メール アドレス」のフォームに、受信可能な[メールアドレス]を入力する。
❷ [続ける]ボタンをクリックする。
▶ 手順 3
入力したアカウントのパスワード入力フォームが表示される。
❶ [パスワード]のフォームに12文字以上のパスワードを入力する。
・ OpenAIのアカウントのパスワードを安全に決めるためには、大文字小文字、数字、特殊文字を含めるなど複雑な構成にすることが望ましい。長さは、最低でも12文字以上を目安にする。
❷ [続ける]ボタンをクリックする。
▶ 手順 4
「メールを検証する」ダイアログに変わるため、手順2で入力したメール用のメールアプリを開く。また、ブラウザーは閉じないでこのままにしておく。
▶ 手順 5
差出人がOpenAIのメールが届いているため、メールを開き[メール アドレスの確認]ボタンをクリックする。
▶ 手順 6
「メール アドレスの確認」の確認が終わったら、先ほどのブラウザーに戻り確認すると、メールが確認されましたが表示される。しかし、 まだ認証は終わっていないため、ブラウザーの更新ボタンをクリックまたはF5キーを押してブラウザーを更新する。または、以下画像の「このデバイスでログインしてください。」の[ログイン]の文字をクリックする。
ブラウザーを閉じてしまった場合は、以下のOpenAIにログインから、先ほど登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインする。
・ OpenAIにログイン ➡ https://chat.openai.com/auth/login
▶ 手順 7
「お帰りなさい」のダイアログが表示される。
❶ フォームに登録した[メールアドレス]を入力する。
❷ [続ける]ボタンをクリックする。
▶ 手順 8
「パスワードの入力」のダイアログが表示される。
❶ フォームに登録した[パスワード] を入力する。
❷ [続ける]ボタンをクリックする。
▶ 手順 9
「ご自身について教えてください」のダイアログが表示されるため[氏名]を入力する。
[組織名]についてはオプションのため必要な場合は入力する。
▶ 手順10
ダイアログが変わるため生年月日を入力する。
❶ 「DD/MM/YYYY」DDは日、MMは月、YYYYは西暦を入力する。
❷ 入力できたら[同意する]ボタンをクリックする。
同意するとアカウント作成は完了する。以降は自動的にChatGPTの利用画面へ遷移し、ログインされた状態が維持される。ログアウトした場合は、今回登録したメールアドレスとパスワードでログインできるようになる。
以下の画像は、ログイン直後のChatGPTのホーム画面である。このホーム画面もアップデートに伴いたびたび変更されるが、現時点のChatGPTホーム画面の説明を以下の画像に合わせて簡単に記すことにする。
❶ サイドバーアイコン:クリックするごとにサイドバーの開閉をする。
❷ チャットアイコン:新しくチャットを開始するときにクリックすると、画面がクリアーされる。
❸ チャット履歴:ChatGPTと対話をしたチャット履歴のタイトルが表示される。
❹ ChatGPT ⌵ :このプルダウンメニューは、有料版ChatGPT Plusへのアップグレードなどができる。
➎ 設定用アイコン:このアイコンは、ChatGPT画面のカスタマイズや設定など、またログアウトする場合にも使用する。
❻ 右サイドアイコン:ウェブ翻訳を有効にしたり、Monicaのログインや右サイドバーの開閉などができる。
❼ チャットフォーム:このフォームにチャット内容を入力して、右側の[矢印]アイコンをクリックする。または[Enter]キーを押してチャットを開始する。
対話型のChatGPTを導入して間もないが、私は当初AIの未来には期待しつつも現状の性能については否定的な考えを持っていた。しかし、想像していたよりも性能が良すぎて当初の認識を完全に否定させられた感じがする。簡単なプログラムのソースコードも正確にクリエイトしてくれるため、想像以上に性能が向上している。世の中には人間は考えなくなる、無気力になるなど、AIの未来について不安にさせる意見もあるが、自らが使ってみてから否定的な意見は述べてもらいたいものである。こんなに便利なチャットサービスを使わない手はないと思う。
ただし、ChatGPTを活用する大前提としておさえておきたいのは、優れた頭脳をもっているといえども、まだ発展途上にあるため回答内容が間違っていることもある。そのため回答内容の精査は不可欠である。また、現在ChatGPT無料版の学習データは、おおむね毎年秋に更新されるようである。回答内容については人間が判断を行った上で活用することをおすすめする。今後はさらにアップデートされていくと思われるが、これらについては注意が必要だろう。
冒頭にも簡単なチャット内容を記したが、以下にも極シンプルなチャット結果の画像を、手を加えないでそのまま貼り付けてみた。当初と全く同じ内容を質問してみたが、比較すると回答内容は相当精査されているようである。以上参考になれば幸いである。
❶ 質問を入力した内容。
❷ ChatGPTの回答内容。