アマチュア無線機に使用するマイクアンプ用の外部電源を自作する

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アマチュア無線の通信終了後に無線機の電源は OFF にするが、マイクアンプの電源を OFF にするのを度々忘れてしまうので、電池の容量が減り長持ちしない。そこで、以下のようなマイクアンプ用の電源を自作したため記すことにした。

一次側の電源を利用して大元の AC 電源を落とすと同時に、二次側のマイクアンプの電源が OFF になるようにする。また、電池が切れても簡単に電池の取り換えができるように、無線機に内蔵しないで外部電源にする。

1. 考案

マイクアンプ電源の ON/OFF はリレーを使用するため、一次側の電源はリレーの定格電圧電流に合わせる。今回は、使用しなくなった携帯電話機充電用で出力電圧 DC5.4V、MAX 電流 800mA のアダプタを利用する。

使用したリレーは、ジャンク箱の中に転がっていた「FBR240シリーズD005」定格電圧DC5Vで定格電流は約100mAである。

二次側のマイクアンプ用出力電源は、DC1.5V の単三乾電池 2個をシリーズ接続して DC3V の低電圧とする。電池を使用する理由は簡単で、ハム音に悩まされないことである。

サージ保護用ダイオードは、低電圧のため電源電圧の 2〜3 倍で良いので何でも使えるが、手元にあった東芝の 1S1588 を使用する。

フェライトコアは、手持ちの Kitagawa RFC-4(適用ケーブル外径 3.5m〜4.4m)に 2ターン巻いて、おまじないのつもりで入れる。

ケースに納めるため、今回使用するケースは電池ケースがピッタリ納まる TAKACHISW-120(W120×D60×H24)を使用する。

2. 手書きノート

● 左はリレーの内部配線、右は配線図

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3. ケースに納める

● 配線は、半田ごてを低温で温めて、リレーの足に直付けする。

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4. 完成品

● ケースに納めてふたをしたところ、電源アダプタおよび CD プラグが確認できる。

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この外部電源を使用すれば、大元の AC 電源を切り忘れない限り、「さあ!無線ごっこしましょう。あれれ〜マイクアンプの電池が切れている!」ということが無くなるだろう。

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