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高速スタートアップを無効にする方法・Windows 11/10

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Windowsは、BIOSの起動からサービスの起動までに複数のプロセスを経てログオンに至るが、Windowsを進化させればさせるほど、システムソフトウエアは複雑化され膨大になる。これらの読み込み時間は必然的に長くなり、起動時間も長くなってしまう。そこで、起動時間を短縮させるために苦肉の策を講じたのが、「高速スタートアップ」である。

「高速スタートアップ」は、Windows 8から搭載された機能で、シャットダウン前にデバイスなどのシステムの情報を、ハイバネーションシステムを利用して、ファイルに保存してからシャットダウンさせる。次の起動時には保存したデバイスの初期化などは実施せず、保存したファイルから直接システム情報を読み込み、起動を高速化しようとする機能である。

現在では、Windowsの高速スタートアップの「デフォルト値は有効」に設定されているため、システム情報の変化に適用できず、BIOSの設定変更が反映されない。また、新しく接続した周辺機器や古い規格の周辺機器を認識できないなどの不具合が多く報告されている。

このページでは「設定を保存せず高速スタートアップを無効にする方法」および「高速スタートアップの設定を無効にする方法」を、画像を用いながら説明していくことにする。

1、設定を保存せず高速スタートアップを無効にする方法

無効の設定を保存しないで、1回だけ高速スタートアップを無効にしてみて、高速スタートアップが原因で不具合が生じているかを確認してみる場合は有効な方法である。

▶ 手 順

タスクバーの[スタート]ボタンをクリックする。

表示された[電源]をクリックする。

[Shift]キーを押しながら[シャットダウン]をクリックしてシャットダウンさせる。

完全にシャットダウンしたら、PCの電源を入れて再度起動させる。

この操作の起動だけが「高速スタートアップ」「無効」の状態で起動する。次回からは、高速スタートアップで起動するようになる。

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2、高速スタートアップの設定を無効にする手順

高速スタートアップの機能を使用しない場合は、設定を無効にする。なお、 この操作を行ったあとは、設定を有効に戻さない限り、高速スタートアップ機能は無効の状態を維持することになる。

高速スタートアップの機能を開くには多くの方法が用意されているが、このページではコントロールパネルの電源オプションから開くことにする。

▶ 手順 1

コントロールパネルを開くため[Windows + R]キーを押して、ファイル名を指定して実行のダイアログを表示する。

表示された名前のフォームに [ control ] と入力する。

入力したら [OK] ボタンをクリックする。または、[Enter] キーを押す。

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▶ 手順 2

コントロールパネルが表示されたら [システムとセキュリティ] をクリックする。

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▶ 手順 3

システムとセキュリティ [電源オプション] をクリックする。

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▶ 手順 4

電源オプションでは、左ペインの [電源ボタンの動作を選択する] をクリックする。

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▶ 手順 5

システム設定のダイアログが表示されるため、電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化 [現在利用可能ではない設定を変更します] をクリックする。

すると、シャットダウン設定のチェックボックスと文字が浮かび出て設定の変更が可能になる。

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▶ 手順 6

[高速スタートアップを有効にする(推奨)] のチェックボックスのチェックを外す

【参考】

無論「高速スタートアップを有効に戻す」場合はチェックを入れることとなる。

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▶ 手順 7

[ □ 高速スタートアップを有効にする(推奨)] のチェックなしを確認する。

下側の [変更の保存] をクリックして設定変更を終了する。

これで「高速スタートアップを無効にする手順」は完了したため、右上の[閉じる(×)]ボタンをクリックしてすべてを終了する。

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3、感想

ここまで、「高速スタートアップを無効にする方法」を記してきたが、無効にすると起動時間が若干長くなるために覚悟が必要である。

しかし、まだ価格や耐久性に若干の問題はあるが、ソリッドステート ドライブ(SSD)の対応で、高速スタートアップの設定を「有効」に設定した場合よりもはるかに高速になり、快適なパソコンライフが楽しめる。

このようなことから、Microsoft® はソフトウエアをエボリューションしても、ハードウエアが追い付いてこないことに四苦八苦している様子がうかがえるような気がする。

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