ついてくる広告を拒否する・Edge 編
Webサイトで何気なくチェックした商品の広告が、他のWebサイトでもストーカーされているかのように表示されて付きまとってくる。何だか見られているような感覚に陥ってしまうことがある。
Webサイトでは追跡サービスを活用し、オンライン上でユーザーの行動に関する情報を収集している。追跡サービスは、取得した情報を利用してユーザーの動向を分析し、その分析結果を用いて、ユーザーエクスペリエンス(UX)に繋げようと、広告や特定の記事などをあなたの好みに合わせて表示する。
この追跡サービスをWeb Tracking(ウェブ・トラッキング)と言い、このトラッキングはユーザー に告知することなく情報収集が行われる。また、収集した情報を外部の広告配信会社等に提供または販売されているケースもあり問題視されている。
トラッキングされたくない場合、最近のブラウザには行動履歴の追跡を拒否するDo Not Track機能が装備されており、この機能を有効にすると、アドネットワークやWebサイトの運営者などが、ユーザーのWeb上での行動を追跡するトラッキングを拒否できることになっている。
しかし、このトラッキング拒否には制限があり、トラッキングを試行しているWebページが特定できない場合や、SNSのWebサイトではSNSカテゴリに含まれる追跡サービスによるトラッキングなど、拒否できないものがあることを理解しておく必要がある。
ここでは、良く使用される5つのブラウザごとに、Do Not Trackの設定方法を、画像を交えながら説明していくことにする。
※ 他ブラウザの設定記事
Microsoft Edgeバージョン 103.0.1264.49 (公式ビルド) (64 ビット)のDo Not Trackの設定手順を記す。また、以下の画像は個人情報流出防止のため、ゲストモードで表示しているが、実際の設定は通常モードで問題ない。
⑴ 右上部の[・・・]設定などのアイコンをクリックする。
⑵ 表示されたメニュー内の下方にある[設定]をクリックする。
⑶ 左側にある設定メニュー内の[プライバシー、検索、サービス]をクリックする。
⑷ 右ペインに「トラッキングの防止」ダイアログが表示されるため、内容をよく確認して❷または❸を選択肢てクリックしする。クリックするとブルーの枠線で囲まれる。以下は厳重の❸を選択したものである。
❶ 表示されたメニュー内の「追跡防止」右側の[スライドボタンを右側にスライド]する。
❷ 「バランス」アクセスしたことがないサイトのトラッカーをブロックする。
❸ 「厳重」すべてのサイトから送られるトラッカーの大部分をブロックする。
設定が終わったらブラウザを終了する。