追跡サービス トラッキングを拒否する設定方法・Chrome編
Webサイトで何気なくチェックした商品の広告が、他のWebサイトでもストーカーされているかのように表示されて付きまとってくる。何だか見られているような感覚に陥ってしまうことがある。
Webサイトでは追跡サービスを活用し、オンライン上でユーザーの行動に関する情報を収集している。追跡サービスは、取得した情報を利用してユーザーの動向を分析し、その分析結果を用いて、ユーザーエクスペリエンス(UX)に繋げようと、広告や特定の記事などをあなたの好みに合わせて表示する。
この追跡サービスをWeb Tracking(ウェブ・トラッキング)と言い、このトラッキングはユーザー に告知することなく情報収集が行われる。また、収集した情報を外部の広告配信会社等に提供または販売されているケースもあり問題視されている。
トラッキングされたくない場合、最近のブラウザには行動履歴の追跡を拒否するDo Not Track機能が装備されており、この機能を有効にすると、アドネットワークやWebサイトの運営者などが、ユーザーのWeb上での行動を追跡するトラッキングを拒否できることになっている。
しかし、このトラッキング拒否には制限があり、トラッキングを試行しているWebページが特定できない場合や、SNSのWebサイトではSNSカテゴリに含まれる追跡サービスによるトラッキングなど、拒否できないものがあることを理解しておく必要がある。
このページでは、ブラウザ Google Chrome の「トラッキングを拒否する設定方法」を、画像を交えながら説明していくことにする。
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Google Chrome Vre:129.0.6668.70(Official Build)(64 ビット)のDo Not Trackの設定手順を記す。
【留意事項】
WindowsのバージョンやエディションおよびChromeのアップデート状況などにより、表示画面および操作手順などが若干異なる場合がある。
▶ 手順 1
Chromeブラウザを立ち上げて、右上部[Google Chrome の設定]をクリックする。
▶ 手順 2
表示された設定メニューの[設定]をクリックする。
▶ 手順 3
設定メニューが表示されたら、左ペインの[プライバシーとセキュリティ]をクリックする。
▶ 手順 4
プライバシーとセキュリティが表示されたら、右ペインの[サードパーティ Cookie]をクリックする。
▶ 手順 5
表示されたメニューの詳細設定[閲覧トラフィックと一緒に「Do Not Track」リクエストを送信する]の右側、スライドボタンを右側にスライドする。
これでブラウザ Google Chrome の「トラッキングを拒否する設定」が有効になり完了したため、Cromeを閉じて終了する。