マウスのダブルクリックをシングルクリックに変更する

パソコンで多くの作業をしている場合、マウスでダブルクリックを繰り返していると、手首が疲れて腱鞘炎になってしまう。そこで、ダブルクリックをシングルクリックにすると、おおむね半分のクリック操作で済むため、マウス操作のみで考えた場合、腱鞘炎になる可能性は約2分の1に軽減できることになる。また、ダブルクリックが不得意な方や不慣れな初心者の方もマウス操作が容易に行えるようになるが、クリックミスは注意が必要になるだろう。
シングルクリックとは、フォルダーやファイルなどを開く、またはファイルを実行する場合、マウスを1回クリックすることをいう。Windows のデフォルトは、フォルダーやファイルを開く場合など、ダブルクリックといい2回クリックするように設定されているが、シングルクリックにカスタマイズできるように設定されている。
このページでは、Windows のマウスのダブルクリックをシングルクリックにカスタマイズする方法を、分かりやすく記すことにする。また、Windows 10の画像を使用しているが、Windows 11もコントロールパネル表示以降は同様に操作できる。
※ Windows のバージョンによって、画面や操作手順などが多少異なる場合がある。
Windows では、コントロールパネルを開くには複数の方法が設定されている。ここでは以下 ⑴ および ⑵ の2つの開く方法を記す。
⑴ 以下画像のように GUI画面から開く。
❶ [スタートボタン] をクリックする。
❷ [Windows システムツール] をクリックする。
❸ [コントロールパネル] をクリックする。
※ Windows 11は、[スタートメニュー]➡[すべてのアプリ]➡[Windows ツール]➡[コントロールパネル]の順で操作する。

⑵ コマンドでコントロールパネルを開く場合は以下の手順で開く。
[Windows] + [R] キーを押し、ファイル名を指定して実行のダイアログメニューを開き、名前のフォーム内に「 control 」と入力して [OK] をクリックする。または、 [Enter] キーを押す。
コントロールパネルからエクスプローラーのオプションを開くには、以下の方法で開く。
❶ [デスクトップのカスタマイズ] をクリックする。

❷ [エクスプローラーのオプション] をクリックする。

エクスプローラーのオプションのダイアログが開いたら、以下の画像と同じ設定をする。
❶ [全般] タグをクリックする。
❷ クリック方法の [○ ➡ ◉ ポイントして選択し、シングルクリックで開く] ラジオボタンをクリックして選択する。
次に、[○ ➡ ◉ ポイントしたときにのみアイコン タイトルに下線を付ける] ラジオボタンをクリックして選択する。
❸ 設定が終わったら、[OK] をクリックして設定を終了する。

すべて終了したらカスタマイズできているか、フォルダーなどをポイントおよびクリックして確認する。
フォルダーまたはファイルをマウスでポイントすると、フォルダー名またはファイル名に下線が表示され、シングルクリックで操作可能になっている。
※ 以下の画像では、マウスポインターのデザインが白色の指マークになっているが、ポインターのデザインはカスタマイズできる。
