ミュージックプレーヤーはシンプルで使いやすい 1by1
1by1(ワンバイワン)は、オーディオファイルを手軽に再生できるシンプルで軽量なミュージックプレーヤーで、フリーウエアのため無料で使用できる。このソフトの提供者は、「Martin Pesch」である。
1by1の特徴は、プレイリストの必要はなく、ディレクトリから直接トラックを読み込んで再生する、オーディオフォーマット用の小型で汎用性の高いオーディオプレーヤーである。デフォルトではMP3のみの再生になるが、多くのBASSライブラリまたはプラグインでサポートされており、WAV / OGG / AAC / MP4 / FLAC / CDなどの再生が可能となる。
1by1はなんといっても軽量であるということだろう。多くの方はiTunesを使用しているようだが、再生時の消費メモリが約62KBに対して1by1は約8KBと、約1/8の消費になるため、パソコンの動きが重くなることもなく、在宅ワークをしている方にはうってつけのミュージックプレーヤーではないだろうか。
このページでは、1by1のダウンロードからインストール、また簡単な使い方などをWindowsの画像を用いて、初心者にも分かりやすいように記すことにする。
【留意事項】
Windowsや1by1のバージョンアップなどにより、操作手順や画像などが若干変更される場合があることが予測される。
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--- 目 次 ---
最初に、ミュージックプレーヤー1by1のダウンロード手順を記す。
フリーソフトは無料で使用できることから、あらゆるサイトに拡散する傾向があり、間違ってダウンロードしてしまうと、ウイルス混入などの危険が伴うため、このページでは、1by1の提供元サイトが推奨するページに移動してからダウンロードする。
【留意事項】
現時点での1by1のバージョンは2.10にアップされている。インストール手順や画像には変化はないため、現状のまま掲載するがバージョンの数値は読み替えていただきたい。
▶ 手順 1
以下の1by1ダウンロードサイトをクリックし、左ペイン1by1下の[Windows]文字をクリックする。
・ 1by1のダウンロードサイト ➡ https://mpesch3.de/1by1.html
▶ 手順 2
画面がスクロールしてホスティングサービスのリンクボタンが表示されるため、Download 1by1下の[fosshub.com]ボタンをクリックする。
【参考】
fosshub.comは、Classic Shell、qBittorrent、Audacity、MKVToolNixなどのソフトウエアプロジェクトが、主要なファイルダウンロードサービスとして使用する一般的なファイルホスティングサービスである。
▶ 手順 3
fosshubのページに移動するため、1BY1 DOWNLOAD下の[Windows]文字をクリックしてダウンロードする。
▶ 手順 4
以下の画像は、デスクトップ上に作成した「1by1フォルダー」にダウンロードした1by1_210.exeの実行ファイルである。
【参考】
数字の210はバージョン表記のため、ダウンロード時には変更されている場合がある(以下同様)。
▶ 手順 5
インストール版はいやだ!という方は、以下からポータブル版がダウンロードできる。
❶ ページが開いたら[ダウンロード]タグをクリックする。
❷ [↓1by1_210.zip]をクリックしてダウンロードする。
1by1は英語表記になっているために分かりにくい方は、日本語化パッチが用意されているため、ここでダウンロードして1by1のインストール後に適用する。
この日本語化パッチは、設定メニューのみに適用されており、ポップアップメニューなどには適用されない。
以下のダウンロードサイトから1by1-日本語化パッチの下、1by1と等しいバージョンの[ Ver.2.10 ] -Downloadをクリックして、任意の場所にダウンロードする。
1by1のデフォルトではMP3しか再生できないため、他のWAVなども再生したいという方は、以下のサイトからBASS audio libraryをダウンロードして1by1に適用する。
対応ファイル形式は、MP3 / MP2 / MP1 / OGG / WAV / AIFF / である。また、1by1は他にも多くのファイル形式が適用できるため、必要な場合は検索して適用する。
❶ 左ペインの[BASS]をクリックする。
❷ 表示されたBASSのページ上部、Download横の[WIN32]をクリックして任意の場所にダウンロードする。
ダウンロードしたミュージックプレーヤー 1by1をインストールする手順を以下に記す。
▶ 手順 1
ダウンロードしておいた1by1の実行ファイル[1by1_210.exe]を右クリックし、表示されたコンテキストメニュー内の[管理者として実行]をクリックして管理者権限で実行する。
Windows 10の場合は、おそらく警告表示は出ないと思うが、Windows 11のセキュリティ対策でDefenderにつかまって以下の警告がでた場合は、[詳細情報]をクリックする。
※ この警告が表示されない場合は、手順3へ進む。
▶ 手順 2
警告が以下の表示に変わったら[実行]をクリックする。
▶ 手順 3
ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されるため[はい]をクリックする。
▶ 手順 4
内容を確認して[Next]ボタンをクリックする。
▶ 手順 5
インストール先に問題がなければ[Next]ボタンをクリックしてインストールする。1by1は非常に軽く作成されているため瞬時にインストールが完了し、デスクトップ上にショートカットアイコンが生成される。
【参考】
ここでもDefenderにつかまり、それでもデフォルトのC:¥Program Files(×86)にインストールしたい場合は、Defenderのリアルタイム保護を無効にする。または、他の場所にフォルダーを作成してインストールする方法もある。
▶ 手順 6
デスクトップ上に生成されたショートカットをクリックすると1by1が起動し、以下の画像のようにPCのツリーが表示される。
【参考】
もしも、Defenderにつかまった場合は、1by1のショートカットを右クリックして管理者権限で起動する。
▶ 手順 7
パソコン内にMP3のオーディオファイルがある場合は、ツリーをたどり再生したいファイルのフォルダーをクリックすると、以下の画像のように、フォルダー内のすべてのファイルが表示されて再生できる。とりあえず再生してみたい場合は以下の操作を行う。
❶ 再生は再生アイコンをクリック、停止は一時停止アイコンをクリックする。
❷ ボリュームバーをスライドして音量を決定する。左へスライドすると小、右へスライドすると大になる。
先にダウンロードした日本語化パッチおよびBASSを、インストールした1by1に適用する。その適用方法を以下に記すが、1by1が起動している場合は終了する。
【参考】
1by1のデフォルトのインストール先は、C:¥Program Files(×86)¥1by1である。
⑴ 日本語化パッチの適用は、1by1_210jp.zipを解凍し、生成された実行ファイル「1by1_v2.10jp.exe」を、1by1をインストールしたフォルダー内にコピペしてからダブルクリックして実行する。「正常終了」が表示されれば日本語は適用されている。
⑵ BASSの適用は、bass24.zipを解凍し、生成されたDLLファイル「bass.dll」を、1by1をインストールしたフォルダー内にコピペするのみで、1by1の起動時に適用される。
⑶ 以下の画像は、設定からエンハンサー1を表示した画像で、日本語化されている。
⑷ 以下の画像は、設定からエンハンサー2を表示した画像である。
このページでは、シンプルで軽量なミュージックプレーヤー 1by1のインストールから日本語パッチおよびBASSの適用手順を記してきたが、最後に1by1のアンインストール方法およびメイン画面アイコンの作動を記す。
⑴ 1by1のアンインストールはレジストリを使用していないため、フォルダーごとそっくり削除してしまえば問題はない。
しかし、書き込みアクセス権がない場合は、%APPDATA%( C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming)の下に1by1設定フォルダーを生成するため、このフォルダーを削除すると完璧である。
⑵ 最後に、1by1の上部にあるアイコンの作動を簡単な表にして、このページを終了する。
アイコン | 作 動 内 容 |
---|---|
トラックを最初から再生する 。 | |
一時停止/レジューム再生する。 | |
前のトラックを再生する。 | |
次のトラックを再生する。 | |
リピートをオフにする。 | |
設定をする。 | |
コンパクトビューに設定する。 | |
現在の再生後に次のトラックを再生する 。 | |
選択したトラックを1by1のリストから削除する。 | |
トラック全体をシャッフルする。 | |
プレイリストの表示/非表示の切り替えをする。 | |
ファイルリストをリロードして初期化する。 | |
現在再生しているトラックへ戻る。 | |
メインメニューを表示する。 | |
現在表示しているフォルダーをエクスプローラーで開く 。 | |
現在のトラック終了後に1by1を終了する 。 | |
タイトルの表示/非表示の切り替えをする。 | |
トラックに再生時間を表示する。 |