パソコンの起動時に指定したアプリを自動起動するタスクの作成

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Windows のタスクスケジューラは、特定の日時または特定イベントの発生時に、自動的に操作を実行するタスクをスケジュールすることができ、タスクの実行や無効化および変更や削除を、ライブラリ内から行うことができる。一日中パソコンを稼動させているサーバーなどは、リフレッシュのためなどに、再起動が必要になってくる。また、せっかちな人はパソコンの起動と同時に、複数のアプリを立ち上げたいと思うだろう。そのようなときは、どうしてもタスクのスケジュールが必要になってくる。

このページでは、「パソコンの起動と同時に、指定したアプリを自動的に起動するタスクの作成」を、Windows の画像を用いながら記すことにする。

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タスクスケジューラの設定内容を詳細について詳しく説明

1、タスクスケジューラの起動

タスクスケジューラを起動するには、[スタートメニュー][すべてのアプリ][Windows ツール]内の[タスクスケジューラ]をダブルクリックする。

または、ファイル名を指定して実行のフォーム内に[taskschd.msc]を入力して[OK]ボタンをクリックする。

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以下は、タスクスケジューラが起動した画像である。

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2、タスク作成の手順

タスクスケジューラが起動できたらタスクの設定に入る。このページでは、パソコン起動後のユーザーログオン時に、例として画像編集アプリ「 Photoshop 」を起動するタスクを設定することにする。

▶ 手順 1

タスクスケジューラ右ペイン「操作」フォーム内の [基本タスクの作成] をクリックする。

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▶ 手順 2

基本タスクに分かりやすいタスク名を付ける。

「名前」のフォーム内に名前を付ける。

このページでの名前は「Photoshop AutoStart」とした。

[次へ] のボタンをクリックする。

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▶ 手順 3

タスクトリガーの開始を設定する。

「トリガー」は、[◉ログオン時] のラジオボタンにチェックを入れる。

[次へ] のボタンをクリックする。

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▶ 手順 4

操作の方法を設定する。

「操作」は、[◉プログラムの開始] のラジオボタンにチェックを入れる。

[次へ] のボタンをクリックする。

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▶ 手順 5

プログラムの開始を設定する。

「プログラムの開始」は、トリガーによって実行されるアプリを指定するため、[参照] ボタンをクリックし、実行するアプリおよびそのパスを指定する。

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▶ 手順 6

アプリのパスをたどり、実行ファイルを設定する。

このページでは、「Photoshop」の実行ファイル [Photoshop.exe] のパスをたどり、クリックして選択する。

ファイル名のフォーム内に、[Photoshop.exe] が表示されたことを確認する。

[開く] ボタンをクリックして確定する。

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▶ 手順 7

設定したパスおよび実行ファイルの確認をする。

「プログラム/スクリプト」のフォーム内に、Photoshop.exeおよびそのパスが表示されるため確認する。プログラムパスに半角スペースが含まれているため、自動的にダブルクオートされる。

[次へ] のボタンをクリックする。

「引数の追加」および「開始」について、オプションが必要な場合は追加するが、ここでは必要ないため空白にする。

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▶ 手順 8

基本タスクの作成が完了したため、設定した内容を確認する。

「名前」をチェックする。

「トリガー」および「操作」をチェックする。

確認が終わり間違いなければ、[完了] ボタンをクリックする。

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3、タスクの確認および変更など

基本タスクの作成が終了すると、タスクスケジューラの初期表示になり、今回設定した「 Photoshop AutoStart 」のタスク名が見て取れるため確認する。

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最後に、タスクの作成の変更などを行う場合は、以下の要領で行う。

作成したタスク名をクリックして選択する。

右ペイン操作フォーム内の「選択した項目」のプルダウンメニューに、アクセスできる項目が表示され、「実行」や「終了」および「無効化」や「削除」などを行う事ができる。タスクの変更を行う場合は、「プロパティ」をクリックして再編集を行う。

上部メニューバーの「操作」をクリックしてもメニューが表示されるため、同様の操作が可能である。

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