Lenovo G50をUSBメモリから起動(Boot)する方法

近年パソコンの出荷台数では、Lenovo(レノボ)が世界最大のPCベンダーとなった。また、国内市場シェアはナンバーワンとなり約4割を占めている。シェア力の高い要因はIBMやNECの絡みもあることから、低価格でも品質が良いことで、大勢の人が評価しているということであろう。
しかし、BIOS(Basic Input Output System)の設定項目のすべてが英語表記ということもあり、「設定が難しい!」とか「なんとなく設定を変更したが元に戻せなくなってしまった!」などという声が多くの初心者から聞かれる。そこで今回はLenovo G50のパソコンを、USBメモリから起動(Boot)する方法を記すことにする。
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➡ Lenovo G50のBIOSを工場出荷時の状態に初期化する方法
変更する BIOSは、Lenovo G50のノートパソコン に搭載されているInsydeH20 Setup Utilityである。
BIOSの起動は、パソコンがシャットダウンされた状態から起動するため、起動している場合はシャットダウンしてから、以下の操作を順を追って行う。
▶ 手順 1
パソコンに向かって左側の電源ジャックの手前に、小さなプッシュスイッチ(Novoボタン)があるため、爪楊枝やプラスチック製のボールペンの芯を引っ込めた状態で押す。金属製のものは、傷つくために使用しない。

▶ 手順 2
Lenovoのロゴが表示された後に、Novo Button Menuが表示されるため、Legacy起動用のUSBメモリをUSBポート に挿入する。挿入後BIOS Setupを選択して[Enter] キーを押す。
このページでは、例としてLegacy起動用のUSBメモリを使用するが、UEFI起動する場合はUEFI用のUSBメモリを挿入する。
各項目を選択するには[矢印]キーを使用し、確定は[Enter]キーを使用する。戻る場合は[Esc]キーを使用する(以下同様)。

▶ 手順 3
上部メニューのBootを選択してBoot Modeを選択し、[Enter]キーを押す。

▶ 手順 4
初期設定はUEFIになっているため、片方のLegacy Supportを選択して[Enter]キーで確定する。
上記とは逆にLegacy Supportに設定されており、UEFI起動用のUSMメモリを起動する場合はUEFIに設定する。

▶ 手順 5
直ぐ下のBoot Priorityを選択して[Enter]キーを押す。

▶ 手順 6
初期設定はUEFI Firstになっているため、片方のLegacy Firstを選択して[Enter]キーで確定する。

▶ 手順 7
直ぐ下USB Bootの右側、モードの初期値はEnabledだがDisabledになっている場合はそのまま[Enter] キーを押す。もしも、初期値がEnabledになっている場合は、以下の 9番へ進む。

▶ 手順 8
片方のEnabledを選択して[Enter]キーで確定する。

▶ 手順 9
ここまで 3カ所を変更したが、変更したモードが以下のように設定されているか確認する。
⑴ Boot Mode ➡ Legacy Support
⑵ Boot Priority ➡ Legacy First
⑶ USB Boot ➡ Enabled

▶ 手順10
上部メニューのExitを選択する。OSがWindows 7/8以外の場合は、OS Optimized Defaultsを選択すると小窓が表示されるため、Other OSを選択して[Enter]キーを押す。

▶ 手順11
問題がなければ、Exit Saving Changesを選択して[Enter]キーを押す。

▶ 手順12
「Exit Saving Changes?」と聞いてくるため、Yesを選択して[Enter]キーで確定する。

▶ 手順13
確定後の再起動時にMovo Button Menuが表示された場合はBoot Menuを選択する。

▶ 手順14
Legacy USBに表示されているUSBメモリスティックを選択して[Enter]キーを押す。

BIOSは設定に通りに起動し、オペレーティングシステムへ作動が引き継がれ、Boot loaderが読み込まれて、Windowsシステムが立ち上がる。
以下は、Windows のシステム修復USBメモリを起動させ、表示させた画像である。
