ディスク領域を確保するためバックアップを削除する・Win11/10
Windowsのバックアップには、大きく分けると以下のような3種類のバックアップ機能が用意されている。
⑴ ファイルやフォルダーまたはユーザーデータをバックアップする。
・ データファイルのバックアップ
特定のファイルやフォルダーを指定してバックアップするため、重要なデータの保存や過去のバージョンへの復元などの用途に使える。
・ 履歴のバックアップ
ドキュメント、ピクチャ、音楽、ビデオなどのユーザーデータフォルダーを自動的にバックアップするため、ファイルのバージョン管理や誤って削除したファイルの復元などの用途に使える。
⑵ システムイメージをバックアップする。
OSやアプリケーション、設定などパソコン全体の情報を丸ごとバックアップするため、パソコンが故障した場合や、大きなトラブルが発生した場合に、元の状態に戻すことができる。
⑶ Windows バックアップでバックアップする。
Microsoftアカウントを取得してログインする必要があるが、Windows 10/11に標準搭載されている「Windowsバックアップ」を使えば、パソコンに保存されているフォルダー、アプリ、設定、資格情報をクラウドストレージ(OneDrive)に定期的に自動バックアップすることができ、必要な場合は復元することができる。
これらのバックアップは非常に便利な機能だが、近年の Windows やアプリケーションの容量は大きく、同じディスク内にバックアップを繰り返していると、容量はすぐに肥大化してディスクを圧迫してしまう。
このページでは、画像を用いて「ディスク領域を確保するためにデータファイルのバックアップを削除する方法」を記すことにする。
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ここからは、データファイルのバックアップを削除する手順を記す。
【留意事項】
Windowsのバージョンやエディションおよびアップデート状況などにより、表示画面および機能または操作手順などが若干異なる場合がある。
▶ 手順 1
コントロールパネルを表示するため、手数の少ない以下の方法で操作する。
❶ タスクバーの[スタートボタン]を右クリックする。
❷ 表示されたファイル名を指定して実行のフォームに[control]と入力する。
❸ 入力できたら[OK]ボタンをクリックする。または[Enter]キーを押す。
▶ 手順 2
コントロールパネルが表示されたら、システムとセキュリティの[バックアップと復元(Windows 7)]をクリックする。
▶ 手順 3
バックアップと復元(Windows 7)のダイアログが表示されたら、右ペインバックアップの[領域を管理します]をクリックする。
▶ 手順 4
「Windows バックアップによるディスク領域の使用方法の選択」では、データ ファイルのバックアップの[バックアップの表示]ボタンをクリックする。
▶ 手順 5
「削除するバックアップの期間を選択します」では以下の操作を行う。
❶ 削除したい[バックアップ期間]の日付をポイントして選択する(背景が青、文字が白に変わる)。
❷ バックアップ期間を確認して[削除]ボタンをクリックする。
▶ 手順 6
「このデータ ファイルのバックアップを削除しますか?」と、聞いてくるため問題がなければ[削除する]ボタンをクリックし、削除を実行する。
▶ 手順 7
データ ファイルのバックアップが削除されると、「バックアップは削除されました。」のダイアログが表示されるため、[閉じる]ボタンをクリックする。
▶ 手順 8
「削除するバックアップの期間を選択します」のダイアログに戻るため、以下の操作を行う。
❶ 選択した[バックアップ期間]が削除されていることを確認する。
【参考】
ここで、他のバックアップ期間も削除する場合は、同じ操作を繰り返して削除し、次へ進む。
❷ [閉じる]ボタンをクリックする。
▶ 手順 9
「Windows バックアップによるディスク領域の使用方法の選択」のダイアログに戻るため、[閉じる]をクリックして、ディスク領域を確保するためバックアップの削除を終了する。