履歴バックアップを削除してディスク領域を確保する・Win11/10
![74_rle_delete-10画像](/cnt/74_rle_delete/img/10.webp)
Windowsのバックアップには、大きく分けると以下のような3種類のバックアップ機能が用意されている。
⑴ ファイルやフォルダーまたはユーザーデータをバックアップする。
・ データファイルのバックアップ
特定のファイルやフォルダーを指定してバックアップするため、重要なデータの保存や過去のバージョンへの復元などの用途に使える。
・ 履歴のバックアップ
ドキュメント、ピクチャ、音楽、ビデオなどのユーザーデータフォルダーを自動的にバックアップするため、ファイルのバージョン管理や誤って削除したファイルの復元などの用途に使える。
⑵ システムイメージをバックアップする。
OSやアプリケーション、設定などパソコン全体の情報を丸ごとバックアップするため、パソコンが故障した場合や、大きなトラブルが発生した場合に、元の状態に戻すことができる。
⑶ Windows バックアップでバックアップする。
Microsoftアカウントを取得してログインする必要があるが、Windows 10/11に標準搭載されている「Windowsバックアップ」を使えば、パソコンに保存されているフォルダー、アプリ、設定、資格情報をクラウドストレージ(OneDrive)に定期的に自動バックアップすることができ、必要な場合は復元することができる。
これらのバックアップは非常に便利な機能だが、近年の Windows やアプリケーションの容量は大きく、同じディスク内にバックアップを繰り返していると、容量はすぐに肥大化してディスクを圧迫してしまう。
このページでは、画像を用いて「履歴のバックアップを削除してディスク領域を確保する」方法を記すことにする。
----- 関連記事 -----
➡ 古いシステムイメージ またはすべてを削除する方法・Win 11/10
➡ ディスク領域を確保するためバックアップを削除する・Win11/10
➡ システムイメージを作成してパソコン全体を保存する・Win11/10
ここからは、履歴のバックアップを削除する手順を記す。
【留意事項】
Windowsのバージョンやエディションおよびアップデート状況などにより、表示画面および機能または操作手順などが若干異なる場合がある。
▶ 手順 1
コントロールパネルを表示するため、手数の少ない以下の方法で操作する。
❶ タスクバーの[スタートボタン]を右クリックする。
❷ 表示されたファイル名を指定して実行のフォームに[control]と入力する。
❸ 入力できたら[OK]ボタンをクリックする。または[Enter]キーを押す。
![74_rle_delete-12画像](/cnt/74_rle_delete/img/12.webp)
▶ 手順 2
コントロールパネルが表示されたら、[ファイル履歴でファイルのバックアップ コピーを保存] をクリックする。
![74_rle_delete-14画像](/cnt/74_rle_delete/img/14.webp)
▶ 手順 3
ファイル履歴のダイアログが表示されたら、左ペインの[詳細設定] をクリックする。
![74_rle_delete-16画像](/cnt/74_rle_delete/img/16.webp)
▶ 手順 4
詳細設定のダイアログでは、バージョンの[古いバージョンのクリーンナップ]をクリックする。
![74_rle_delete-18画像](/cnt/74_rle_delete/img/18.webp)
▶ 手順 5
ファイル履歴のクリーンナップのダイアログが表示されるため ファイルの削除のプルダウンメニューをクリックして、[削除期間]を選択する(ここでは規定値の1年以上を選択した)。
![74_rle_delete-20画像](/cnt/74_rle_delete/img/20.webp)
▶ 手順 6
選択できたら [クリーンナップ] ボタンをクリックして削除する。
![74_rle_delete-22画像](/cnt/74_rle_delete/img/22.webp)
▶ 手順 7
ファイル履歴のクリーンナップが終わると、「クリーンナップは正常に完了しました。」のダイアログが表示されるため[OK]ボタンをクリックする。
これで、履歴のバックアップを削除してディスク領域を確保できたため、詳細設定のダイアログを閉じてすべての手順を終了する。
![74_rle_delete-24画像](/cnt/74_rle_delete/img/24.webp)
【参考】
もしも、以下画像の「指定された古いバージョンのファイルは見つかりませんでした」と、警告がでた場合は、このダイアログに表示されているように「削除する期間を短くして」もう一度やり直してみる必要がある。
![74_rle_delete-26画像](/cnt/74_rle_delete/img/26.webp)